花火大会

昨夜は沼津の花火大会に3年ぶりに出かけた。

永代橋のたもとに腰をおろし一杯やりながらの花火見物は「まさに日本の夏」という感じである。

私は生まれは鹿児島の指宿というところであるが、花火を見るたびに思い出すことがある。

指宿は薩摩半島の南端の温泉の町であり今でも年間300万人程、訪れる観光地であるが昔から夏の花火大会は盛大だった。

私は3人兄弟であり実家は農家だったが、私達兄弟が幼かった昭和30年代、花火の夜になると父が耕運機で山の中腹まで連れて行ってくれたものである。耕運機の荷台に敷かれたゴザのひんやりした感じと、遠くで上がる花火の情景はいまだに現実感を伴ってよみがえる気がする。

話題は変わるが、私たちが育ったころの日本の風景を原田泰治氏がキャンバスに描き続けている。どこか懐かしい画ばかりである。氏の画集をめくる度に遠い夏の日のあの花火の夜を描いてもらいたいものだなと思う。