タコ

酒は嫌いなほうではない。

しかし多くの中年諸氏同様コレステロールや血中脂質を指摘される状況である。もう数年前から自覚をしていることであるが足の右親指に軽い痛みがある。通風ギリギリの線ということは分かるのでバカ飲みもしなくなった。

そういう状況下でもいきなり「飲みたいな」という衝動に捕らわれることがある。実を言うとタコが大好物であり酒の肴のNO1はタコと信じて疑わぬのである。

時々スーパーへ行くと鮮魚売り場には当然タコが並んでいる。タコにはプリン体が含まれておりビールと一緒だと相乗効果で通風に良くない代物である。

輸入のモロッコ沖産、沼津近海もの、三陸沖産等々が並んでいる。喉かグッと鳴るのであるがこのへんは我慢できる。

しかし時々明石産のものを眼にするとどうしても衝動買いしてしまうのである。そして夜は一杯ということになる。

同じ海の生き物で何故に明石のタコはかくも違うのかという印象であるが、海流の激しい海で鍛えられるとここまで肉体も強靭な噛み応えのあるものになるのであろう。

何事も苦労はすべしという心境である。

私には一箇所行きたい島がある。知多半島の近くの日間賀島というところである。ここはタコで有名な島である。名古屋の友人に島の存在を聞きTVでも見ていたく心惹かれた。ここでタコのフルコースを心行くまで味わってみたいものである。実現すれば一月は酒絶ちしても良いかなと思う。

年末ジャンボより遥かに実現性は高いのであるが、侘しい夢という気がしないでもない。