円楽さん逝く

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円楽さんが亡くなった。
透析に通っていることも聞いていたので心配していたが晩秋枯れ葉の散る如く旅立ってしまった。
円楽さんと言えば「笑点」であり「笑点」は自分にとって最も好きな番組だけに過去の歌丸や楽太郎との掛け合いを思い出しつつ哀惜の念も強い。
もうこれからは録画したビデオの中でしか会えぬと思うと寂しさはつのるばかりだ。

円楽さんが凄いと思ったのはやはり「大切り」の中のやりとりであり、出演者の回答に当意即妙に故事や和歌を添えてゆく当たりまさに「知の巨人」を見るが如くの存在感があった。
しっかりした教養を身につけた大人の端然さというべきものを強く感じさせられた。

逝去後、新聞紙面で功績を振り返る草稿が多く寄せられているが、自分は円楽さんにとり余りよいフアンでなかったことが分かる。
好きな落語も円楽さんが得意とする「古典」より喬太郎や円丈が演じる「新作」が専らであり、円楽さんの代表作として買い求めた「浜野矩隨」も一度聞いただけで、お蔵入りさせてしまった。
もう一度しっかり聞いて故人の芸を偲びたいと思う。

本当に長い間、楽しませてくれてありがとうございました。円楽さん。

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